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KUNIKI TAKAHARU WEB

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2/26-2/29【2012厳冬期八ヶ岳山行(2)】硫黄岳-横岳-赤岳縦走編

【山行Deta(2012.2/28.Tue.)】
20120228_yatsugatake_deta2.jpg20120228_yatsugatake_deta4.jpg



・・・


【南八ヶ岳縦走編】

20120228_000.jpg昨深夜、トイレに起きた。
「赤岳鉱泉」のトイレは離れに在るので一度外に出ないとならず、気温計を見ると→マイナス18度Cだった。。。
予報では今日(2/28)の天候は→くもり。
厳しい山行になるだろうと予想&心づもりをしていたのだが、朝起きてビックリ!!・・・青空が見えているではないか!!


(5:00am)・・・起床。
「赤岳鉱泉」の宿泊は、2泊夕食付で予約していた。
朝食くらいは自分で作って食べたいと思い、バーナーと朝食材は持参してきていた。
朝一番、外気温を確認すると→マイナス8度C。
寒いに変わりないが、それでも予想していたよりずいぶんと温かい。
青空が見えている。
風は無い。
比較的温暖な1日なりそうだと思った。


(5:30am-6:30am)
朝食をつくって、のんびり戴く。
今日1日の心意気と同様(?)、食欲も朝から貪欲に頬張る♪。


さて。
今日(2/28)の山行予定は、宿泊地である赤岳鉱泉(標高=2220m)から→赤岩の頭(標高=2656m)を経て→硫黄岳(標高=2760m)まで登って帰ってくる。
八ヶ岳連峰の最高峰=赤岳(標高=2899m)には、明日(2/29)に向かう予定であった。
結果は後述のとおり、予定を大幅に変更して今日1日で両峰に登頂し、且つ、硫黄岳から→横岳(標高=2829m)を経て→赤岳までを縦走することになるのだが、この時点ではそんな腹積もりは全く無く、明日の赤岳本番に向けての体慣らしな1日・・・という程度の考えであった。
・・・厳冬期の、それも3000m級の登攀において欲は禁物・・・・・自身の力量を自身で正当に評価した故の山行予定であった。


(7:30am)
準備を整え、赤岳鉱泉を発つ。
登山道は赤岳鉱泉の玄関を出た直ぐ目の前から始まる。

20120228_002.jpg(8:00am過ぎ)
歩き始めて30分が過ぎた。
森林の中なので、山の頂は全く見えない。
森林の中にいるからなのか、風は全く無い。
気温は0度C~氷点下5度C。
短時間で登攀するのも山行方法の1つだが、私の今回の目的の1つに、南八ヶ岳の大自然を余すことなく満喫したい!!・・・という想いがある。
また、インナーに汗をかかない登攀!!・・・というのも課題の1つであった。
写真画像も出来るだけ沢山撮りたいことも目的の1つ。
今回の山行に際し、家族(妻+愛娘)を残して来たということもあり、家族に戴いた時間・空間に感謝して、ゆっくり、そしてノンビリと、1歩1歩を大切な気持ちで登りたいと思った。
木漏れ日が心地いい。

20120228_003.jpg20120228_004.jpg
(9:00am過ぎ)
歩き始めて1時間半が過ぎようとしていた。
標高は、宿泊先の赤岳鉱泉(2220m)から400mほど登ったあたりであろうか。
突然視界が開けた。
森林限界の標高を超えたのだ、と気付く。
昨晩、宿泊していた山小屋の大部屋で同室であった方から、「森林限界を超えたら一気に風が強くなる」と聞かされていた。
風は???・・・・・全くの無風だ!!。
空が青い!!
そしえt南八ヶ岳の全貌がドド~んと視界に映った!!
「えェ~っ。。。。こんなにクッキリと、厳冬期の八ヶ岳なのに、こんなに綺麗な稜線が見れるのってありなん???」・・・と思ったくらい、予想だにしていなかった天候状況に、ただただ唖然。
そして感動の洪水!!
しばし立ち止まって見とれてしまった。
フと我にかえり、そして、赤岩の頭(2656m)までを一気に登った。
この景色を、どう表現すればよいだろうか。。。
語彙足らず、よい言葉が浮かばない。
ただただ、美しかった。

20120228_005.jpg20120228_006.jpg
30分ちかく居ただろうか。
赤岩の頭で写真を撮っていたりしていたら、あっという間に時間が過ぎていた。
今日の山行目的地である硫黄岳(2760m)は目と鼻の先だ・・・・・ここからだと、ものの30分もあれば到達出来る。
フと頭をよぎる。・・・・・天候は快晴、、、風ほぼ無し、、、赤岳までの稜線がクッキリと見えている、、、大同心あたりまでは比較的緩やかで広い稜線だし、イケる気がする、、、と。
いやいや、冬期の山行に登攀計画以外の行程は何かあったときに・・・・・などと色々考えながら、結果、硫黄岳に登ってからまた考えよう、と登り始めた。
赤岩の頭から硫黄岳までの稜線は広い。
太陽が燦々と降り注いでいるので、太陽直下の気温は0度。
風がほぼ吹いていないので温かく、春のような感覚を受ける。
アイゼンの刃がしっかりと雪原をとらえている。
20120228_007.jpg
そして↑この岩柱をよじ登ると。。。
20120228_008.jpg20120228_001.jpg
(10:00am過ぎ)
硫黄岳(2760m)登頂。
なんとも形容しがたいこの景色、そして高揚感★
思わず歓喜に叫んだ。
ヤラレタ。。。この景色を一度見てしまったら“山”は絶対にやめられなくなる。。。
“山”をやっている人たちの気持ちが、いま、この瞬間に、全て、理解出来た。
20120228_009.jpg20120228_010.jpg
あまりにも美しい景色に、ここでも30分ちかく居てしまった。
硫黄岳の爆裂火口は、ちょっと近寄れないくらい切り立っていた。

20120228_011.jpgさて。
どうする、オレ!?
硫黄岳の頂は、風が吹いていた。
だいたい風速にして7-8m/sec.くらいか。
見た感じ、あの(左画像)頂まではイケそうだ。
・・・素人感覚な判断じゃないか、と頭をよぎる。
妻子の顔が浮かんだ。
どうする、オレ!?
3秒後・・・・・決めた!!
決めたと同時に足は動いていた。

20120228_012.jpg(12:00pm頃)
「大同心」の手前まで来た。
山下から見ると、大仏様の全身にも見えた「大同心」は、稜線からは尖った岩錐だった。
今日、この最良な天候な1日に、この稜線上で出合った登山者は現時点で0名。
いま、この稜線上にいるのは私だけなんだ、と思うと、なんだかゾクゾクとくる。嬉しい意味でも、怖い意味でも。。。

この先へ行こう!!、縦走しよう!!、と決意したのは、色んな要素が合わさってのことなのだが、1番の要因は、昨日までに縦走した登山者のアイゼン跡が残っていたこと。
万が一天候不良になってもルートを見失わないということが、一番の理由だった。
心を決めた。
歩き始めた。

20120228_013.jpg20120228_014.jpg
20120228_015.jpg(12:50pm過ぎ)
横岳(2829m)の頂に立った。
この頂に向かう最後の稜線を登っていると、思いもよらなかった景色が目の前に広がった。
富士山だ!!
まさか見れるとは思いもしなかった。
言葉が出なかった。
・・・。
20120228_016.jpg20120228_017.jpg


20120228_018.jpgここから先は難所だらけだった。
トラバースしなくてはならない場所もあった。
両手にダブルアックス、そしてアイゼンの刃、、、しっかりと雪面に刺し込み、慎重に足を進める。
足、踏み外したら、終わり、だ、、な、、、と思った。
1度そう思ってしまうと、体って結構固くなる。
リラックス、リラックス、と自分に言い聞かせ、1歩1歩、歩み進む。
アドレナリンが一気に放出されると、恐怖は快感に変わる気がする。
この場所が、私にはとても心地良かった、とも、後になって思う。
20120228_019.jpg20120228_020.jpg


20120228_021.jpg(13:45過ぎ)
南八ヶ岳縦走路の難所核心部分をクリアし、“地蔵尾根”までたどり着いた。
そういえば、、、本当は、明日、赤岳鉱泉から“行者小屋”を経て、この地蔵尾根を登り、この場所に立ち、そして赤岳に登頂する予定にしていたな~。。。
・・・そんなことを考えながら、と同時に、時間的にはイケそうだ・・・・・今から赤岳、いこう!!、と思った。
思った途端に足は「赤岳展望荘」に向けて歩き始めた。
頭と体は、何時からかもう完全にシンクロしていて勢いがあった。

20120228_022.jpgこの、目前に立ちはだかる“赤岳”が、これほどまでに綺麗に目に写ってしまっては、私で無くとも誰でも足は前に出るのだろう。

(14:00頃)
「赤岳展望荘」に着いた。
一度、展望荘に立ち寄る。
当初の私の山行予定は、明日、この「赤岳展望荘」まで登ってきて取り敢えず荷物を置かせてもらい、のち赤岳に登頂し、明日の夜は展望荘に宿泊するつもりで予約を入れていた。
よって、キャンセルのお願いに立ち寄る。
明日もう一度ここを訪れ、翌朝(2日後)の朝日を拝んでから帰路につく当初計画も捨てがたかったのだが、迷いはもう無かった。
今日、全てを達成して赤岳鉱泉に戻る!!、と決めた。
この山荘には、またいつか、八ヶ岳を訪れたときに利用させてもらおう。

20120228_023.jpg赤岳展望荘から赤岳の頂までは、遠くから見ているぶんには比較的安易な傾斜だと思ってしまうのだが、実際に取りついてみるとこれがどうして!!、結構な傾斜角だ。。。
私よりも先に登っている者が、直上にいるように見える。
ピッケルの刃をしっかりと刺しながら、慎重に、1歩、1歩。
日が落ちてきて、時間的に気温が一気に下がり始めている。
雪面も固くなってきた。
アイゼンがしっかりと雪面に刺さるのを確認しながらの登攀。
高度も、南八ヶ岳最高峰だけあって、酸素が薄いような気もする。
(単に疲れているだけ???苦笑)
数歩進んでは直ぐに休憩してしまう。
しかし1歩1歩、1m、1mと目的地に近付いていく。

20120228_024.jpg20120228_025.jpg
(15:00)
八ヶ岳連峰最高峰=赤岳(2899.2m)登頂!!
自分の身長ぶん足して≒2900と1m・・・・・ここから見えた360度の景色は、見事!!というほか無かった。
20120228_026.jpg全てが報われた。。。そんな高揚感、達成感、幸福感に包まれた。
ヘタに人を誘わず、単独行で登ってきて良かった、と思った。
縦走している最中、ずっと、沢山の恩波仲(OHANA=友)たちからの励ましの声が聞こえていた。
感謝!!
家族に感謝だな!!、とも思ったし、早く家族のもとに帰りたい、とも思った。

有り難う!! 八ヶ岳!!


20120228_027.jpg20120228_027_2.jpg
赤岳の頂からは、今日1日歩いてきたルートが全て見渡せた。
こんなにも歩いて来たんだな、と新ためて感動・感激した。

30分くらい居ただろうか。。。
赤岳を後にした。


20120228_028.jpg20120228_029.jpg
下山の前に、今一度赤岳を見上げた。
夕日で赤く染まり始めていた。

20120228_030.jpg
さて、下山ルートだが、赤岳に登頂を果たすまでは、登頂後に反対尾根のルートを下り、“文三郎尾根”から下山しようとイメージしていた。
しかし、私よりも先に頂を踏んだ方たちに、反対の尾根はどんなですか?と聞くと、一様に危ない、と返答が返ってきた。
実際に間近で見てみると、降りれないこともないが、雪ごとズルっといきそうな感じがした。
大自然の中での“直感”は大事にしたい。
地蔵尾根から下山することにした。

・・・が、、、。
地蔵尾根を下る最初の場所(上画像)を見て思った。。。
・・・・・・ぎェ゛~、、、、、ここってどうよ!?!?!?
いきなりナイフエッジで急こう配。。。
両手広げて、下は絶対見ないで、、、、、って平行棒かっ!!。
どっちに滑っても、あの世行きだ。。。。。
今日1日の行程のなかで、実はココが一番コワかった。。。

20120228_031.jpg20120228_032.jpg
(16:40頃)
行者小屋(≒2350m)まで無事下山。
この地蔵尾根は結構な急こう配だらけだった。
特にハシゴが掛けられているところは、雪で滑ってしまいそうになり慎重を要した。
逆に、尻滑りして、滑って降りれそうなところはジェットコースターのように滑って降りたので、予想以上に短時間で下ることができた。
行者小屋まで下ると、安堵感からか一気に疲労感が押し寄せてきた。
しかしまだもう少し。。。
ここから山を見上げると、夕暮れ迫る中、大同心がそびえ立っている。
本当に私は、今日、あの稜線を歩いたんだなあ。。。

20120228_033.jpg(17:20)
ようやく赤岳鉱泉に帰着した。
今日1日の道中、写真を撮ったり感動の余韻に浸ったりで、結果ずいぶんと時間を要したようだ。
約10時間。
歩いたな~。。。
この帰還時の心境を1語で表現するならば、「疲労困憊」。。。
30分後には夕食タイムだ。
ここ数日絶っていたアルコールを、今夜はたっぷりと戴くことにしよう♪

お疲れ=自分。

有り難う=ヤツ!!

2012年冬期八ヶ岳山行に悔い一切無し!!

・・・・・だから、予定よりも1or2日早いのだが、明日、帰ろうと思った。

いや~。。。今日はムチャクチャに疲れているが、興奮して寝れそうにないな、こりゃ。。。





(明日につづく)



2/26-2/29【2012厳冬期八ヶ岳山行(1)】準備そして出発編」はこちら

2/26-2/29【2012厳冬期八ヶ岳山行(3)】帰路そして振り返り編」はこちら

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